RS Rooms
Revit プロジェクトのすべての部屋について、室内立面ビュー、仕上げ壁、ドアのプレースホルダーを、1 つのウィンドウからまとめて作成します。
概要
RS Rooms は、モデル内およびリンクモデル内の部屋を起点に、通常は部屋ごとに手作業で作成している要素を自動で生成する Revit アドインです。生成されるのは、各壁の室内立面ビュー、部屋の境界に沿った仕上げ(内装)壁、そしてリンクされた建築モデルからコピーしたドアのプレースホルダーです。従来の RS-Systems ツールである RS RoomElevations と RS RoomWalls を統合し、タブ付きの 1 つのウィンドウにまとめています。
活用シーン
内装仕上げの図面作成では、数百室にわたって同じ作業を繰り返すことになります。各壁に立面マーカーを配置して壁に向け、切り取り領域を合わせ、ビューに名前を付けて並べ替える。すべての部屋の輪郭に沿って内装壁をモデリングし、ドアや窓の開口部を切り欠く。建築モデルのドアを仕上げモデルに取り込む。RS Rooms は、チェックを入れたすべての部屋に対してこれらを 1 回の実行で処理し、通常の Revit 要素として残すため、その後も自由に編集できます。
「立面」タブ:部屋の各壁の室内立面ビュー
チェックを入れた各部屋の壁セグメントごとに、個別の室内立面ビューを作成します。
部屋は、開いているモデルと読み込み済みのすべての Revit リンクから取得され、ジオメトリはホストモデルの座標に変換されます。指定した最小長さより短いセグメントはスキップされ、部屋境界線を境界として含めることもできます。
各セグメントについて、ビューのカメラは部屋の内側、壁の正面に配置され、壁に正対するように向けられます。切り取り領域は、壁の長さに左右のオフセットを加えた範囲、高さは「床から下部オフセット分を引いた位置」から「部屋の上端に上部オフセットを加えた位置」までをカバーし、遠方クリップは仕上げ面から奥へ指定した深さに設定されます。
立面ビュータイプ、ビュー テンプレート、スケール、すべてのオフセットを選択できます。
ビュー名は、建物、レベル、部屋番号、部屋名、連番を使ったテンプレートから生成されます。Revit のビュー名に使用できない文字は置き換えられ、名前が重複する場合は接尾辞が付きます。建物名は、指定した部屋パラメータから取得するか、手動で入力できます。
各ビューには、建物、レベル、部屋番号、部屋名を持つ共有パラメータが設定されるため、部屋ごとにビューをフィルタ、並べ替え、シートに配置できます。円弧壁や部屋境界線から作成されたビューには「要手動確認」のフラグが付きます。
「壁」タブ:部屋の境界に沿った仕上げ壁
チェックを入れた部屋の内側に、境界に沿って仕上げ壁を作成します。
プロジェクト内の壁タイプ(プレビューで構成層を確認可能)、ベースのオフセット、高さを選択します。高さは固定値のほか、各部屋の上にある次のレベルまで自動で設定することもできます。
壁の軸線は壁厚の半分だけ部屋の内側へずらされるため、外側の面が部屋の境界にぴったり重なり、壁本体は内側に収まります。輪郭全体を一度にオフセットするので、すべての壁の向きが揃い、コーナーの接合もきれいに仕上がります。円弧は円弧のまま維持され、部屋境界線はスキップされます。
オプションで、新しい壁を「部屋境界」として設定し、既存の壁と結合できます。
オプションで、建築壁のドアと窓の開口部を切り欠くことができます。リンクモデルの壁にも対応しています。カーテン ウォールはガラス面全体が切り欠かれ、曲面壁のドアと窓は切り欠かれません。
作成された壁の数、切り欠いた(またはスキップした)開口部の数、発生した問題がレポートで確認できます。
「ドア」サブタブ:リンクモデルのドアをプレースホルダーとして取り込み
リンクモデルのドア(または別カテゴリの要素)を、編集可能なプレースホルダーとしてモデルに取り込みます。
読み込み済みのリンク、そのリンク内に存在するカテゴリ、プロジェクト内のプレースホルダー ファミリを選択します。ファミリは、壁を必要としないよう、そのカテゴリの非ホスト ファミリを使用します。
リンク内のすべての要素が、元の位置にコピーされます。プレースホルダーには「マーク」が設定され、「コメント」にはサマリー(レベル、始点の部屋、終点の部屋、幅、高さ)が書き込まれます。ファミリに対応するテキスト パラメータがある場合は、レベル、部屋、幅、高さ、ソース ID、ソース パラメータの全ダンプも書き込まれます。同じ名前のテキスト パラメータはミラーリングされます。
コマンドを再実行すると、既存のプレースホルダーは重複して作成されず、ソース ID で照合されて更新されます。
使い方
1. プロジェクトを開き、RS-Systems タブの RS Tools パネルにある「Rooms」ボタンをクリックします。
2. 使用するタブで、部屋のリスト(ホストモデルとリンク)を読み込みます。
3. 処理する部屋にチェックを入れます。「すべて選択」と「すべてクリア」も利用できます。
4. タブのオプションを設定します。立面では、ビュータイプ、ビュー テンプレート、オフセット、名前テンプレート。壁では、壁タイプと高さ。ドアでは、リンク、カテゴリ、ファミリです。
5. 作成ボタンを押します。処理はモデル内で一括実行され、結果がレポートで表示されます。
ご注意いただきたい点
モデルには、少なくとも 1 つの平面図(立面マーカー用)とレベルが必要です。部屋は配置済みで、閉じた領域になっている必要があります。
作成される要素はすべて、開いているモデルの中に作られます。リンクモデルは読み取りのみで、変更されることはありません。
ライト、ダーク、RS-Systems の各テーマに加え、Revit のテーマに追従する「自動」モードが利用できます。インターフェースは Revit の表示言語に合わせてローカライズされています。「設定」ウィンドウでは、テーマ、ライセンス、更新に関するオプションを設定でき、F1 キーでヘルプページが開きます。
Autodesk Revit 2021–2027 に対応しています。